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このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査(週報)の速報について発信します。
令和8年第29週(7月13日から7月19日)の岡山市の感染症発生動向
■急性呼吸器感染症(ARI)
令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が感染症法の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となりました。急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれます。
・15歳未満の急性呼吸器感染症報告数は、第29週が782件、第28週が956件で減少しました。
・15歳以上の急性呼吸器感染症報告数は、第29週が136件、第28週が117件で増加しました。
■COVID-19
・第29週の報告は26件(定点あたり1.44)で、第28週の報告16件(定点あたり0.89)から増加しました。
・第29週の全国平均は定点あたり2.12(前週1.87)、岡山県平均は定点あたり2.14(前週1.60)となっています。
・基幹定点医療機関からの新型コロナウイルス感染症の入院の報告は、第29週は0件(0.00)、第28週は0件(0.00)となっています。
■手足口病
・第29週の報告は61件(定点あたり6.10)で、第28週の報告80件(定点あたり8.00)から減少しました。
・警報レベル基準値の5.0を2年ぶりに超えています。岡山県内および全国的に増加が続いています。
・2024年には最高で定点当たり25.93まで増加しました。今後の動向に注意が必要です。
・乳児〜20代で患者が報告されています。
・手のひら、足の裏、口の中や唇に2〜3mmの水ぶくれ様発疹が現れます。症状が落ち着いても便中に4週間程度排泄されます。
・手足口病の原因ウイルスはアルコール消毒が有効ではありません。手洗いを習慣づけ、感染防止に努めましょう。
■ヘルパンギーナ
・第29週の報告は14件(定点あたり1.40)で、第28週の報告17件(定点あたり1.70)から減少しました。
・例年初夏から秋にかけて流行するため、今後の状況に注意が必要です。
・突然の高熱や口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。
■水痘
・第29週の報告は3件(定点あたり0.30)で、第28週の報告10件(定点あたり1.00)から減少しました。
・第19週、第20週は過去10年で最も多いレベルまで増加しました。
・患者の年代は、幼児〜10代前半です。ワクチンを2回接種している場合でも感染することがあり、軽症であっても他人への感染力があります。
・未接種か1回接種の方は、感染する可能性が高いためお気をつけください。3歳未満の方は、早めの定期接種をご検討ください。
■感染性胃腸炎
・第29週の報告は45件(定点あたり4.50)で、第28週の報告は53件(定点あたり5.30)から減少しました。
・手洗いを習慣づけ、感染防止に努めましょう。
■A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
・第29週の報告は24件(定点あたり2.40)で、第28週の報告21件(定点あたり2.10)から増加しました。
・2023年後半から2024年前半に流行していた時期と同程度に患者が増加しています。
・乳児から10代後半で患者が報告されています。
・扁桃の炎症を伴う咽頭痛に、前頸部の有痛性リンパ節腫大をともなうことが多いです。
・抗生物質による治療が推奨されています。
◇第29週(7/13〜7/19)の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を( )で表記
急性呼吸器感染症(ARI)※1 51.00(59.61)
新型コロナウイルス 1.44(0.89)
インフルエンザ 0.11(0.06)
RSウイルス感染症 0.00(0.00)
咽頭結膜熱 0.00(0.30)
溶連菌感染症 2.40(2.10)
感染性胃腸炎 4.50(5.30)
水痘 0.30(1.00)
手足口病 6.10(8.00)
伝染性紅斑 0.10(0.10)
突発性発疹 0.60(0.70)
ヘルパンギーナ 1.40(1.70)
流行性耳下腺炎 0.00(0.00)
急性出血性結膜炎 0.00(0.00)
流行性角結膜炎 0.20(0.20)
マイコプラズマ肺炎 0.00(1.00)
となっています。
※1 急性呼吸器感染症(ARI)とは、細菌やウイルス等の感染による急性呼吸器症状(鼻炎、中耳炎、咽頭炎、肺炎等)を呈する症例の総称です。令和7年4月7日から感染症法上の5類感染症に位置づけられました。
【今週のトピック】7月28日は世界肝炎デー&日本肝炎デー
7月28日(日本肝炎デー)を含む1週間は「肝臓週間」です。
肝炎は「沈黙の病気」とも呼ばれており、自覚症状がないまま進行します。アルコールや薬物など原因は様々ですが、日本では「肝炎ウイルス」の感染による「ウイルス性肝炎」が多い状況です。
この機会に、肝炎に関する知識や検査、支援などについて正しい知識を身に付けましょう。
〇岡山市ホームページ「肝炎について」はこちら
https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02d7jd8g6m
◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向(岡山市感染症情報センター)」はこちら
https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12d7jd8g6m
※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。
◇感染症発生動向調査週報について詳細は下記のホームページをご確認ください。
○国立健康危機管理研究機構ホームページ「感染症発生動向調査 週報(IDWR)」はこちら
https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?22d7jd8g6m
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〇岡山市ホームページ「メールマガジン 岡山市感染症エクスプレス」はこちら
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