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みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和6年5月13日号です。
このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査（週報）の速報について発信します。

■感染症発生動向調査　週報（速報）
令和6年第18週(4月29日から5月5日)の岡山市の感染症発生動向
（報告期間中に休診日が多いため、その影響で報告数が少なくなっている可能性があります。）
〇A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
・第18週の報告は37件（定点あたり2.64）で、第17週の報告は68件（定点あたり4.86）から減少しました。
・2023年9月頃より増加し、2018年以降最も報告数が多い状況が継続しています。第9週をピークに減少傾向でしたが、第17週までは再び増加していました。
・扁桃の炎症を伴う咽頭痛に、前頸部の有痛性リンパ節腫大をともなうことが多いです。
・抗生物質による治療が推奨されています。
〇RSウイルス感染症
・第18週の報告は6件（定点あたり0.43）で、第17週の報告は10件（定点あたり0.71）から減少しました。
・これまでは夏〜冬に大きな流行がありましたが、今年は4月初めごろから報告数が増加してきています。
・全国平均も、岡山市と同じく前週まで増加傾向でした。今後の感染状況に注意が必要です。
・乳幼児は気管支炎や肺炎など重症化することがあります。新生児は無呼吸発作など特に注意が必要です。
〇インフルエンザ
・第18週の報告は1件（定点あたり0.07）で、第17週の報告は14件（定点あたり0.64）から減少しました。
・2024年第6週（定点あたり27.95）をピークに減少が続き、大きな流行はみられません。
・全国平均は定点当たり0.45（前週1.07）、岡山県平均は定点当たり0.25（0.40）と減少しました。
〇新型コロナウイルス感染症（COVID-19）
・第18週の報告は15件（定点あたり0.68）で、第17週の報告は31件（定点あたり1.41）から減少しました。
・2024年第5週（定点あたり12.77)をピークに減少傾向が続き、第17週はピーク時の1割まで減少していました。
・全国平均は定点あたり2.27（前週3.22）、岡山県平均は定点あたり2.43（前週3.08）と減少しました。

◇第18週（4/29〜5/5）の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を（　）で表記
新型コロナウイルス　　　0.68（1.41）
インフルエンザ　　　　　0.23（0.64）
RSウイルス感染症　　 　 0.43（0.71）
咽頭結膜熱　　　　　　　0.43（0.64）
溶連菌感染症　　　　　　2.64（4.86）
感染性胃腸炎　　　　　　2.71（5.57）
水痘　　　　　　　　　　0.00（0.07）
手足口病　　　　 　 　　0.21（0.86）
伝染性紅斑　　　　　　　0.00（0.00）
突発性発疹　　　　　　　0.14（0.64）
ヘルパンギーナ　　　　　0.07（0.07）
流行性耳下腺炎　　　　　0.14（0.07）
急性出血性結膜炎　　　　0.00（0.00）
流行性角結膜炎　　　　 0.00（0.00）
となっています。


◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向（岡山市感染症情報センター）」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cYUUdgWc

※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。

◇感染症発生動向調査週報について詳細は下記のホームページをご確認ください。
国立感染症研究所ホームページ「感染症発生動向調査　週報（IDWR）」はこちら
https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cYUUdgWc


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